チュードルをOHする

現行モデルとアンティークの違い

現行品とアンティーク品の違い

前述したように、チュードルはシンプルなデザインの中にキラリと光るバラのマークが印象的であることから、女性からの根強い支持を受け続けています。実はチュードルの現行品にはこのバラのマークが文字盤についているものがなく、そのこともチュードルのアンティーク品の人気に拍車をかけています。

現在のチュードルの時計には、文字盤にバラのマークではなくシンプルな盾のマークが入っており、さりげない違いでありながらも全く印象の違うものとなっています。

チュードルのバラは、イギリスで15世紀に繰り広げられていたばら戦争において誕生した「チューダー朝」の用いた「チューダーズ・ローズ」がモチーフとなっています。チュードルがブランドとしてスタートした当初から制作されており、年代ごとに若干デザインをマイナーチェンジさせながら歩んできました。

1930年から50年ごろにあしらわれていたチュードルのバラは、小ぢんまりしていて上品な印象を与えてくれるものであり、現在では「チビバラ」として愛好者から親しまれています。

一方、1960年ごろから70年ごろにあしらわれていたチュードルのバラは、デザインが大きめとなり、イングランドの紋章をそのまま図案にしたものを使用しています。現在ではこのころのバラのマークを「デカバラ」と呼んでいますね。

1970年代に創業者が亡くなったことを機にバラのマークは使われなくなりました。現行品にはバラのマークではなく盾のマークが入っており、バラのマークはアンティーク品でしかお目にかかれなくなっています。

さらに、チュードルのリューズやベルトには王冠マークが入っていることが多く、これもアンティーク品ならではの特徴となっています。このようなチュードルを探すために、アンティーク時計ショップをはしごする愛好家も数多いのです。